子ども、障害者,高齢者など運動能力が違っていても,誰もが一緒に楽しんで行うことができるスポーツを、アダプテッド・スポーツといいます。スポーツ・健康福祉研究部門では、このスポーツを地域住民の方々に実践していただくことにより,参加された皆さんが心身ともに健康で豊かな生活を送れるように、お役に立てることを目的としています。この目的を達成するために、「来んさいカフェ:坂・郷原」においてアダプテッド・スポーツを実施し、参加者のご意見を参考にしながら、健康に繋がるアダプテッド・スポーツプログラムを開発します。
長束キャンパスの「来んさいカフェ:広島」では、「スヌーズレン」を設置しています。障害の有無にかかわらず、(1)乳幼児の発達とその保護者を対象とした支援、(2)学齢期の学習に課題のある児童を対象とした支援、(3)日常生活の栄養指導と食生活改善支援、(4)高齢者施設などでの音楽療法による支援の4つのセクションから成り立っています。それぞれよりよい支援プログラムを作成し、地域の人々の生活の質(QOL)の向上を図ります。後々、地域の人々と「カフェ」を共同で運営できるように考えています。