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HBG重度・重複障害児スポ・レク活動教室「はなまるキッズ」の活動について

HBG重度・重複障害児スポ・レク活動教室「はなまるキッズ」の活動について

 

 

「HBGはなまるキッズ」代表  加地信幸

(人間健康学部スポーツ健康福祉学科)

今シーズンも本学広島坂キャンパスで、スポーツ・健康福祉研究部門「HBGはなまるキッズ」の活動がスタートしました。昨シーズン同様、毎月一回の実施を計画しています。

現在、4月28日(土)、5月26日(土)、6月23日(土)に活動を実施し、昨年度よりも多くの重度・重複障害児や、医療・福祉関係職、特別支援学校教諭などのボランティア支援者や学生の参加がありました。そのうち学生の参加は、本学広島坂キャンパスのスポーツ健康福祉学科1年生や健康福祉学科の2〜4年生に加え、本学呉阿賀キャンパスの看護学科4年生からも参加がありました。写真は、真っ赤な「HGBはなまるキッズ」のサポーターズユニフォームを着用して参加者約80名で撮影した集合写真です。

HBGはなまるキッズに参加する重度・重複障害児は、身体、および知的にも最重度の障害のある子供達で、中には吸引や注入などの医療的なケアが必要な子供達も参加しています。また、日頃は車椅子で同じ姿勢を続けていたり、ベッドやフロアーで寝たきりで過ごしたりしていることが多く、音声言語でのやりとりや主体的な手足の動きにも様々な課題があります。このような子供達への運動支援は、より高度な専門的知識と経験が必要となります。

実際の活動では、学生達はベテランのボランティア支援者とペアになり、子供を抱きかかえる方法、言葉かけ、身体面の安全管理、スポーツ用具の効果的な使用法などについて、多くのことを直接教わりながら、子供達とのやりとりを通じて体験的に学びを深めています。学生からは、「支援者の方の言葉かけがすごい」「子供への接し方が勉強になる」「障害が重くても楽しめるスポーツがあることに感動した」「子供達の笑顔を見ることができるのが楽しい」などの感想が寄せられています。

学生達は、HBGはなまるキッズに参加することで、重度・重複障害児がスポーツをすることが可能なように道具や指導方法を工夫したアダプテッド・スポーツを通じて、「人とのやりとり」を楽しみながら貴重な経験を積み重ねています。今後も、地域で暮らす重度・重複障害児を対象としたアダプテッド・スポーツ活動を通じて、一般ボランティア支援者や学生達と共に対人援助技術を高める活動を継続していきます。

 

                  

スクーターボード運動に取り組む子供、支援、学生の様子          スクーターボード運動でブロック倒しにチャレンジする子供と学生

                      

スクーターボード運動でキラキラトンネルを笑顔で楽しむ子供と学生  スクーターボード運動で子供と一緒に乗って良い姿勢を支援する学生      

                             

 スクーターボード運動でガタガタ道に笑顔でチャレンジする子供と学生     スクーターボードに乗って元気に走り回る子供と学生

 

               

スクーターボード運動でキラキラトンネルを笑顔で楽しむ子供、支援者、学生    特製のベンチ椅子体操で子供と一緒に座って支援する学生

                            

子供の障害に応じてトランポリン運動を支援する学生                子供の意欲を引き出す支援を笑顔で取り組む学生

 

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